審美歯科


歯科は種々の治療を複合的に行い、食べる機能や口元の美しさを整える医療なので、ある意味ではすべてが審美歯科と言えると思いますが、目的を美しさに限定したものとして、次のような治療をおこなっています。

 

ホワイトニング:当院ではFAPホワイトニングを主に行っています。

特色 : フッ素を含んだアパタイトを歯に沈着させるので、歯の表面をとてもなめらかにする効果があり、虫歯予防も期待できます。

 

■ ホワイトニングについて

 

新宿むさしの歯科での歯のホワイトニング(歯の漂白)に関しましては、一般の方の「歯を美しくしたい」「歯を白くしたい」とのご要望にお応えするために、当然のこととしておこなっております。

 

新宿近辺では様々なご職業の方が集まっております。

 

既に十分に綺麗な歯をお持ちでも、さらなる歯の美白を望まれる女性の方をはじめ、芸能活動をされる方、営業職で他人と接する機会の多い方、あるいはスポーツをしており、マウスピースを使用していた学生様が、就職の面接を控え、面接官の印象を良くするためホワイトニングをご希望される方も多くなっております。

 

こうした状況の中、新宿むさしの歯科でもいくつかのホワイトニング方法を試してまいりましたが、現在では「FAPホワイトニング」という方法を主な施術方法として取り入れております。

 

新宿むさしの歯科では、他のホワイトニングの方法も準備しておりますが、なぜFAPホワイトニングを主としているかは、下記を良くお読みになっていただければ、その理由がわかっていただけるかと思います。

 

■ 様々なホワイトニングの方法と、「FAPホワイトニング」について

 

歯科医療としてのホワイトニングにも、さまざまな方法があります。

しかしその多くは、社会生活において、歯並びを含め、歯の美しさが重要とされるアメリカやヨーロッパで開発されたものです。

これらの方法を、近年日本人にも応用し、一定のホワイトニング(歯の漂白)の効果をあげていることは、多くの文献などで認められるところです。

 

■ 日本人のため「FAPホワイトニング」

 

しかし一方で、欧米式のホワイトニングでは、すぐに色が元に戻ってしまったり(色の後戻り/退色)、また、思うようなホワイトニングの効果が得られないとの意見も耳にします。

なお、私自身もそのようなことを経験し、また別の歯科医からも、同様の意見を伺っておりました。

 

そのような悩みを抱えている時に、友人歯科医より「FAPホワイトニング」の紹介をうけました。

このFAPホワイトニングを何回か施術してもらったところ、ほんのりと歯が白くなり、口元が明るくなったような気がしたのと同時に、歯の表面の感触がツルツルとし、滑沢さが増した感じがしました。

 

私自身の経験からも、欧米式のホワイトニング方法と、FAPホワイトニングの漂白のシステムとは、何か違うようだなと感じましたので、FAP美白歯科研究会のセミナーに出席し、ライセンスを取得しました。

 

そのセミナーにおいて、

 

・日本人を含め黄色人種にはメラニン色素が多い。

・そのため、日本人は歯髄(いわゆる歯の神経といわれる部分:象牙質の内側)を通して象牙質(歯の表面であるエナメル質の内側の部分)に沈着するメラニン色素は加齢とともに増加しがちである

・欧米人に比べ、歯が小さい

・それに伴いエナメル質も薄い傾向がある

・メラニン色素のために色の濃い象牙質の色(黄色や茶色)が薄いエナメル質を通して透けて見えやすい

 

ということを学びました。

 

海外と日本での歯科治療経験からも「白人の歯は大きいなぁ」と感じていましたので、すっと頭に入る話でした。

 

このように、日本人と欧米人の人種的な差によって、日本人が欧米発の一般的なホワイトニング法を施術した際に

・色の後戻りが起きやすい

・ホワイトニング効果が弱い

という原因へと繋がっているように考えられます。

 

また、歯の表面構造であるエナメル質を微細に観察すると、一見光沢があり滑らかに見えるようでも細かな凹凸があります。

 

エナメル質は、単純に説明すると主にアパタイトと言われる成分でできているエナメル小柱というガラス棒のようなものが束ねられたような構造になっています。

透明あるいは半透明のつまようじを束ねて、その柄の端を平らに揃えた状態を想像すると、わかりやすいかもしれません。

 

この細かな凹凸やエナメル小柱の隙間には、唾液に含まれる成分、たんぱく質、汚れ、色素がたまり、ペリクルといわれる層が形成されています。

 

■ FAPホワイトニングの原理

 

FAPホワイトニングも他のホワイトニングも、プラーク(歯垢)やこのペリクル層を歯科器械でクリーニングしてから、過酸化水素や過酸化尿素といった薬を作用させます。

(歯を溶かすのではなく、あくまでも歯の表面や隙間の不純物を薬剤で分解して取り除くわけです。この時、汚れなどを溶かす反応を促進し、治療時間を短縮するのにレーザーや高出力の光源を用いるのが、欧米式のホワイトニングでよく用いられる方法です。)

 

この過程を終えると、エナメル質はまさしくむきだしの状態で、ガラスに無数に傷を作ったような状態あるいはスリガラスようになっており、光の乱反射により表面が白く(または白く曇った)見える状態になります

 

欧米発のホワイトニングでは、このようにして、むき出しになったエナメル質に、液体やジェルのフッ素を塗布して終了となりますので、時間が経過するにつれ、歯の表面の凹凸やエナメル小柱の隙間には、再びさまざまな成分が含まれたペリクル層が形成されてしまい、色が元に戻るというような状況が、起きやすいのです。

 

このような欧米式のホワイトニングの短所を解消するため、日本人の歯の解剖学的特徴を考慮し、開発されたのがFAPホワイトニングです。

※ FAPホワイトニングを開発した、山岸一枝先生の研究グループは、その審査の厳しさでは世界で最も定評のある科学誌「ネイチャー」に関連論文を発表されました。

 

■ FAPホワイトニングのメリットとデメリット

 

FAPホワイトニングでは、薬剤によるペリクル層の分解作用促進・治療時間短縮のためにレーザーなどは用いません。

 

これは、エナメル質の主成分である「アパタイト」に歯質を強化する作用を持つフッ素を配合した「フッ化アパタイト」を、むき出しになったエナメル質の表面やエナメル小柱の隙間に沈着・定着させる時間を必要とするためです。

(なるほど私の経験において、歯の表面をツルツルにしてくれた正体はフッ化アパタイトの沈着だったのか!)

 

よって、一般的なホワイトニングよりも一回あたりの時間が多めにかかります。

(薬の塗布時間は1日に15分間を2回行うのが基本です。しかし歯ぐきの保護、1回目の薬剤塗布の時間、15分間の作用時間、それを拭き取る時間、2回目の薬剤塗布の時間、2回目の作用時間15分、1日のホワイトニング終了時の確認写真撮影も行うので、トータルとして約1時間を要します)

 

また、フッ化アパタイトの歯面全体への沈着過程を確実にするために、通算5回程度の施術が推奨されています。

(強い変色歯や特殊なケースの場合は、それ以上の日数を必要とします)

 

こうしたフッ化アパタイトの沈着により、磨りガラス効果だけで得る事が出来ない「歯の美白効果」をもたらすのです。

(ある知人は、一回だけFAPホワイトニングを試したのですが、それだけでも歯の光沢が増したので、笑った時の写真映りが全然違っていたと驚いていました。)

 

滑らかになった歯の表面は当然汚れがつきにくいので、ホワイトニング効果も長持ちするわけです。

(しかし、普段の食生活のなかでの歯への着色は当然ありますし、経時変化としてメラニン色素の増加による象牙質の変色もあるので、定期的なクリーニングやホワイトニングのメンテナンスも必要となります。)

 

ここまで説明しますと、FAPホワイトニングはあたかも万能のホワイトニングのように思われてしまうかもしれません。

しかしながら、あくまでも厚さに限りあるエナメル質だけに薬を作用させ、フッ化アパタイトによるコーティングの効果によって美白効果を生み出すものですので、残念ながらホワイトニング効果にも限界があるのも事実です。

 

・発育期の大病や薬の服用により歯の変色が非常に強い方

・生まれつき、エナメル質が極端に薄い方

・エナメル質の構造が著しく乱れている(ザラザラしている)場合

・歯が縞模様状になっている(帯状に茶色に見える)場合

 

このような方の場合には、回数を増やすなどして、ある程度は歯の色や光沢を改善することは可能でも、均一感のあるホワイトニング効果を得ることはなかなか難しいとも感じております。

(ただ、縞模様は十分に消すことはできませんでしたが、歯の表面が白く明るい色になったために、マスキング効果によって縞模様が薄らぎ、明るい表情になったとおっしゃる患者様もおります。)

 

一方、真黄色に近い、かなり黄色い歯をした方でも、光沢のある厚みのあるしっかりしたエナメル質を持っていた方のケースでは施術の終了までに7日(15分×14回)かかりましたが、ご本人も驚くほどのホワイトニング効果をあげた実績もあります。

 

FAPホワイトニングの長所

・「歯に優しい」:フッ素を配合したアパタイトを沈着させることによる、虫歯予防効果も期待できる

・歯の表面がなめらかになり、ホワイトニング効果が長持ちする

・FAPホワイトニングの通常の過程(5日以上)を行った方は、その後は15分程度のFAPホワイトニングによるメンテナンスを行うだけでも、かなりのホワイトニング効果の回復が見込める(経験談)

 

FAPホワイトニングの短所

・時間がかかる

・刺激性のある薬剤を通常のホワイトニングより長い時間作用させるので、知覚過敏様症状が起こる場合がある

(施術後、2~3日目に症状を訴えられる方が多いようです。その場合には、痛み止めを処方いたします)

(また、症状が強すぎると感じられる方には1日の薬の塗布時間を15分だけにして様子をみていただきます)

 

FAPホワイトニングを始めるにあたっては、まずは患者様のエナメル質の状態を観察させて頂き、他の患者様の過去の似たケースと対比して「おおよその」変化や回数を提示させていただきます。

無料のご相談においても、このFAPホワイトニングの概要・特徴を説明させていただき、さまざまなケースの写真をみて頂いた上で、ご判断の参考にして頂いております。)

 

 

■ FAPホワイトニング 料金

◆ 上下の両方をご希望の場合

16,000円 (消費税別) / 1日 (15分×2回) 施術 

 

 

ホワイトコート:歯のマニキュアのようなものです

白色の樹脂を歯または金属表面に一時的に接着させ、「歯が白くなるとどうなるかを」実感していただくものです。

 

ラミネイト・ベニア:歯の表面を薄く削り、白色の樹脂やセラミックを接着します。

(保存・補綴科的治療)

 

ガム・ブリーチング

歯ぐきの黒ずみが気になる方に、美容外科でのピーリング(薬物を応用して皮膚のくすみを消す)のような処置をして、歯ぐきの色を明るくします。