一般歯科

虫歯、神経(歯髄)


虫歯の予防的処置:シーラント

清掃が行き届かない乳歯や永久歯に対して、クレヴァス状の構造をしている咬合面の溝に、フッ素を含む樹脂を流し込み、平滑にして、虫歯を予防しようとするものです。

虫歯の治療

虫歯の部を取り除き、その部を歯科用材料(修復物、補綴物)に置き換える。

その際、セメント(合着剤)やボンディング(接着剤)を応用する。

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C3

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歯科用材料の簡単な説明

光重合レジン

小さい虫歯でよく使う白いプラスティック系材料。保険可能。

金属

様々な大きさで使える。保険には銀色系、非保険では金色系が多い。

ハイブリッド

レジンとセラミックの白い複合材料。保険でも一部可能。

セラミック

陶材。白い材料。非保険のみ。


光重合レジン治療例


神経(歯髄)の治療(歯内療法)

大きい、あるいは深い虫歯では細菌が神経(歯髄)に侵入していることが多く、感染した歯髄全体を取り除き、清掃、殺菌する。その部を防腐剤(ガッタパーチャ樹脂や薬剤など)、根管充填用シーラーなどで置き換え、神経や血管の出入り口である根尖孔を封鎖する。

 

歯内治療について詳しくはこちらから

歯周病


「歯周病」がアルツハイマー病の発症に影響!?

 

九州大学による研究で、歯周病の感染がアルツハイマー病発症に関与している可能性が高いという発表がありました。

 

歯周病の可能性がある方に限らず、予防としても歯周病治療は健康のためににも早期の治療をおすすめ致します。

歯周治療:歯肉炎・歯周病(歯槽膿漏)の治療

 

・歯垢・歯石の除去

・歯冠・歯根のクリーニング・ポリッシング(研磨)(PMTC)

・歯ぐきや歯根を支える骨(歯槽骨)を整える処置

・レーザー治療の応用

 

歯周病治療について詳しくはこちらから

知覚過敏


知覚過敏:歯磨きをした時、冷たい物を口に入れた時に、ツンとかチリチリッと感じる。

治療

歯の表面を清掃した後、知覚過敏用の薬剤を塗布・コーティングして、症状を抑制するのが、一般的です。

 

1回で十分な効果が得られるのは稀なので、「歯を傷つけない」この方法で2~3回は、様子を見ます。効果が薄いからなのか種々の薬剤がありますので、別の薬剤で同様の処置を繰り返すこともあります。その間、ご家庭でも、有名なシュミテクトや歯科医院専用として販売されている歯磨剤を使う、フッ素ジェルを就寝前に塗布することを薦めています。ホーム・ホワイトニングに用いるようなマウス・ピースを作り、内にフッ素を含むジェルを塗り、就寝時に装着し、知覚過敏の症状が軽減した方もおられます。

 

症状が強い場合には、過敏部に歯への接着性のあるセメントを塗布したり、ボンディング剤で光重合レジン(白い歯科用プラスティック)を接着したりします。

 

さらに激しい症状のある方に「どうしても冷たくて美味しいビールが飲みたい。

これ以上我慢できないから、神経を取ってくれ!」(実話)と言われ、抜髄という神経を取る処置を行ったこともあります。

 

知覚過敏の治療について詳しくはこちらから。

注意

・硬い毛先の歯ブラシを使わない

・歯磨きで力を入れ過ぎない(指先で歯ブラシをやさしく持つ)             

・歯ブラシを横に大きく動かさない

・加齢や歯周病で歯根が露出して、症状が増すことがある

・歯軋りや食いしばり癖のある方で、エナメル質の薄い部が欠けて症状が出ることがある